理想の睡眠時間は8時間
といわれていますが、実際はみなさんどのくらい寝ているんでしょうか。
厚生労働省が出している平成27年「国民健康・栄養調査」によると、1日の平均睡眠時間は、男女とも「6時間以上7時間未満」と回答した者の割合が最も高く、男性33.9%、女性34.2%でした。
睡眠の質に関する項目では、1日の平均睡眠時間別にみると、6時間未満の者が、男女とも全ての項目において有意に高かかったです。6時間未満の者では、男女とも「日中、眠気を感じた」が最も高く、それぞれ 44.5%、48.7%でした。
厚生労働省HPより:平成27年「国民健康・栄養調査」の結果
このように、実際に8時間以上睡眠をとれていたり、今の睡眠の質に満足してる人が多くない事がわかります。
ちなみに、女性は男性よりも早起きというデータもあります。また、休日は普段の日よりも約40分睡眠時間が長いとのことです。
睡眠不足で太るは本当だった。
2008年、Chicago University Medical Center(シカゴ大学メディカルセンター)で行われた、「1日4時間しか眠れない生活を5日間続ける」という実験の結果から、睡眠不足が肥満の原因ということがあきらかになりました。
この実験の被験者さんたちは、なんと普段より20%も多く摂取カロリーが増えたとのこと・・・
これは睡眠不足によって食欲や代謝・ストレスのコントロールする、インスリン・コルチゾール・レプチンといったホルモンのバランスが崩れてしまったことが原因です。
また、別の調査によると、たった1日睡眠時間が4時間を下回っただけでストレスホルモン呼ばれている、コルチゾールや、糖尿病のリスクを上げるインスリン抵抗性が増え、その結果いつも以上に空腹を感じるようになり、食欲がアップし、いつもより余計に食べてしまうといったサイクルに陥ってしまうそうです。
睡眠不足にならないためにすること
6時間の睡眠をしたとすると、1日の中で1/4は寝ているということになります。こう見ると多いな~と感じます。
「寝る時間がもったいない」「寝なくても大丈夫」と思うタフな方もいると思いますが、睡眠時間が極端に短くなると、疲れが取れにくくなり仕事の効率が悪くなったり、免疫力が下がったり、肌の新陳代謝が悪くなり再生能力が落ちたりなど、いい影響はありません。睡眠不足の翌日のお化粧のノリの悪さといったら・・・想像するだけでおそロシア!(恐ろしい!)
睡眠時間を確保することがむずしい場合、睡眠の質をよくすることが大事だと思います。睡眠の質とは、睡眠の深さのことです。
睡眠の質をよくするもの
- リラックスして眠れる環境を作る。
- 自分にあった高さの枕や、季節にあった寝具に変える。
- 寝る前のストレッチや熱すぎない温度の入浴
睡眠を妨げるもの
- ブルーライトなどの強い光
- 激しい運動
- お湯の温度が高すぎる入浴
- 大量のカフェインの摂取
- 寝る前の食事
睡眠不足は肥満の原因になるだけではなく、さまざまな悪影響があることがわかりましたね。
8時間睡眠が確保できない方は、こんなことに気をつけてみてくださいね^^