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今日はちょっとだけむずかしいお話をします。

「脂肪分解のメカニズムについて」です。


体脂肪ってどうしたら落ちるんだろう。

なんで有酸素運動がいいんだろう

こんな疑問を持ったことはありませんか?


脂肪分解のメカニズムを知っていると知らないのでは

ダイエットに対するモチベーションが違ってくると思います。

そして、目標としているからだへの近道になるかも知れません。

ぜひ最後まで読んでいただけたらうれしいです^^

(簡単にまとめたものも下に載せています)


脂肪分解のメカニズム


運動や空腹時、寒さなどの刺激によってからだがエネルギーを必要とすると、脳からの指令で交感神経末端からアドレナリンやルノアドレナリン、成長ホルモン、テストステロンといったホルモンが分泌されます。

このホルモンを脂肪細胞のβ3アドレナリン受容が受け取ると、ホルモン感受性リパーゼという酵素が働き、脂肪は遊離脂肪酸とグリセロールに分解されて血中に放出されます。

遊離脂肪酸は使われずに余ると、肝臓へ送られまた中性脂肪へと戻ってしまいます。



もっとわかりやすく

脂肪分解のメカニズムを3行にまとめると


運動や食事によって脳から分泌されたホルモンにより、
脂肪分解酵素であるリパーゼの働きによって、
脂肪細胞は「グリセロール」と「遊離脂肪酸」に分解される。


ということです。シンプル!!!

実際のからだの中はもっともっと複雑なのです。
からだってとっても面白いよね。

ちなみに、分解されただけでは脂肪はなくなりません。「分解→燃焼」という過程を経てようやく脂肪は減っていきます。



この「燃焼」についてのお話はまた今度書きたいと思います^^

《参考文献》
脂肪の代謝とその調整-体のエネルギーバランス-
兵庫県立大学 大学院 生命理学研究科 / 大隈 隆 博士