野菜を食べる?サプリメントを飲む?
「スーパーで売っている野菜は高いし、
一人暮らしだとなかなか種類を買うことができない・・・
手軽にサプリメントでビタミンを摂ってもいいのですか?」
これは実際にクライアントさんからのご相談。
パーソナルトレーニングを行う時、
クライアントの方にいつもたべている食事の内容を伺うのですが、
お野菜が不足していたり、偏って摂取している方がとても多いです。
手軽にサプリメントで摂取することで、代用はできるのか。
少し気になったので、記事にまとめてみました^^
【野菜の1日の摂取量】
国の健康施策「健康日本21」では、
野菜を1日350g以上の摂取が推奨され、そのうちの120gを
緑黄色野菜で摂るようにと言われています。
350gの野菜とは?
緑黄色野菜120g
- かぼちゃ70g 厚さ3cmの手のひらくらい
- にんじん20g 1/4本くらい
- ブロッコリー20g 2房くらい
- ミニトマト10g 1個くらい
その他の野菜230g
- きゅうり70g 15cmくらい
- ごぼう50g 15cmくらい
- たまねぎ70g 1/3個くらい
- レタス10g 葉っぱ1枚くらい
- キャベツ30g 葉っぱ1枚くらい
こう並べてみると多いなぁと感じました。
毎日350gのお野菜をとるってなかなか大変です。。
そもそも、野菜の機能ってなに?
そんなに大事なの~?と思いますよね。
野菜の機能は主に3つあります。
- ビタミンやミネラル、食物繊維の供給
- カロリーや脂質が低い、食事のカサ増しダイエット最適
- 機能性成分がふくまれているので、疾病のリスク低下させる
こんな事を言っている方いがました!
「野菜はほとんど栄養もないから食べても意味がない!」
「サプリメント飲んでるから大丈夫でしょー。」
これ、実は私のこと。笑
最近までこう思っていたのですが…
体づくりをする上で普段の食事を見直してみると、
生野菜からの栄養摂取はとても大事になります。
その一番の理由は、野菜の「機能性成分」にありました。
野菜には「フィトケミカル」が含まれていた!
たんぱく質やビタミン・ミネラルといった一般的な栄養素以外で、
野菜に含まれる機能性成分を
「フィトケミカル」(フィト→植物・ケミカル→化学物質)といいます。
フィトケミカルというとあまり耳にしない名前ですが、
トマトでいうリコピン・にんじんのカロテンなどが有名どころ。
フィトケミカルは非常にたくさんの種類があり、
毎年新しい成分や新しい健康効果が報告されていて、
サプリメントだけで摂ろうとしたらものすごい数になってしまいます。
サプリメントは手軽で効率がいいように見られますが、
野菜を食べるほうが実はまとめて栄養も摂れお金もそれほどかかりません。
安全性が高いのも野菜
そして今の野菜は生産地や栽培方法が
しっかりと明記されているので「安全生」もあります。
サプリメントは手軽さゆえに体に必要な量以上に
とってしまうというデメリットもありますよね。
野菜であれば食べる量大きさ他も食材と一緒に食べたりするので
一つの食品の過剰摂取による悪い影響がでる可能性は低いです。
こういう面からみても、サプリメントが野菜の代替にならないのは明らかですね!
筋肉づくり、健康維持のために、しっかり野菜、食べましょう!
(わたしも食べます!!!)
《参考文献》
進化系!筋肉男子の栄養学
著者:竹並恵里